~今回は、夫ポン目線からのお話しです~

日曜日に 食事をしに店に行った

「天国の息子ぽんも 一緒にどうだ?でも、君は食べなくたって大丈夫なんだよね

凄いね 」そんな独り言を言いながら部屋を出た

曇り空なのに駐車場は ほぼ満車。外に出て白ハト母さんが歩いて来るのをちょっと待った

店の入り口近くになって、ふと見ると蝶が飛ぶのが目に入った

結構速いスピードで突然現れた

「蝶だ 息子ポンじゃないか?」

イチモンジセセリは飛ぶのが速いので飛んでいる時に それと認識はできない

しかも、2センチ位だから蝶の中でも小さい方になる

それが来て母さんの顔を一回りした

頭の陰になった。髪の毛で見えなくなった

あ、逃げちゃったか、 飛んだ先を見届けていないが

でも、何処に逃げたのだろう? 頭の後ろを見たがいない

もう一度母さんの顔を。すると、なんと 母さんの顔にいるじゃないの

右のこめかみに斜めに止まって、こちらを見て「や~い、や~い」とこちらを冷やかしている感じだ

すかさず、両手を広げて水をすくう様な形にした

蝶を捕まえようとした瞬間、親指にトンとぶつかり余裕を持って隙間から逃げた

その後何処に行ったのかわからなくなった

母さんは その間なぜかじっと動かないで目を伏せていた

後から聞くところによると、「蝶だ 息子ポンかも」と言うのを聞いて

母さんもそのように直感したので、瞬間的に瞑想の様に意識のボリュームを

いきなり下げてみたらしい 

息子ポンに近付きたかったから という理由でだ

そして 心の中で「息子ポンおいで、おいで」と呼んでみたと、いう事だった

蝶が飛び去った後、楽しい幸せな雰囲気が漂った

それで食卓に着いてから霊界の話を楽しんだ

母さんは、いつもの調子で喋り続けた 

あの人は人前でもお構いなしに霊界を語れる人なのだ

そして10分程たって楽しみの大きなみそ汁のお椀がテーブルに2つ

蓋を開けるといい香りのする白い湯気が立ちあがった